歯科医院の集患をサポートさせていただく中で、こんな質問をよく頂きます。
- 競合がweb広告に力を入れている
- 自院でもweb広告を始めたい
- 費用が高いと聞くが実際はどうなのか?
- 広告で新患獲得は可能なのか?
当記事では、web広告の導入を検討されている歯科医院に向けて、web広告のメリット・デメリット、集患効果、費用などをご説明します。ぜひ、最後までご覧いただき、歯科医院の経営にお役立てください。
歯科医院が行うweb広告とは?
リスティング広告・ディスプレイ広告・動画広告など、web広告の中にも様々な種類があります。その中でも歯科医院の集患と相性が良く、まず初めに導入するべきなのが、『リスティング広告』です。リスティング広告とは、患者が検索したキーワードに合わせて、自院のホームページを広告枠に表示させる手法です。
たとえば、「横浜 歯科医院」と検索した際、貴院のホームページを検索画面の最上部に表示することができます。
MEO枠(Googleマップエリア)、SEO枠よりも上部に表示できるので宣伝効果は非常に高いです。
上記の通り、検索画面の最上部にて新患にアプローチできて、競合院へ患者が流れることを抑止できるため少額からでも良いので広告運用を始められることをオススメしております。
広告運用にかかる費用
リスティング広告は、ホームページがクリックされた時に初めて費用が発生する仕組みとなっています。では、1クリックあたりどれくらいの費用がかかるのでしょうか?地域ごとの広告費用を以下にまとめましたのでご覧ください。
広告の配信地域によって費用は変動する
上記のデータを見てお分かりの通り、広告の配信地域によって費用は大きく変動します。たとえば、田舎よりも都会の方が10倍近く費用が掛かることもあります。
主要都市名で広告を出してしまうと、1クリックあたりの費用が非常に高くなります。たとえば、「新宿 歯医者」で広告を出すと、1クリックあたり1,056円も費用が発生してしまいます。これでは費用対効果が見合いませんよね?
広告費用を最小限に抑えるためには、広告の配信エリアを最小限に絞り込むことが重要です。たとえば「駅名」や「エリア名」など、狭い範囲で広告配信を行うことで、広告費を削減することが可能です。また、細かな広告設定と日々の運用改善を行っていく事で、広告費を大きく削減することも可能です。
歯科医院が広告にかける予算は?
保険診療メインであれば月間20,000~100,000円ほど、自費診療メインあれば月間200,000円~1,000,000円近く広告費を使っている医院が多いです。ただし、医院の規模・立地・競合によりかけるべき費用は変動しますので、必ずしもこの限りではありません。
運用代理店の相場は?
広告運用にかける時間はないため、業者に依頼するという医院がほとんどかと思います。運用代理店の相場としては、使用する広告費の20%(最低手数料30,000円)で設定しているところが多いです。
たとえば、200,000円広告を使用する場合は、200,000円(使用する広告費)×20%=40,000円(業者に支払う手数料)となります。
50,000円広告を使用する場合は、50,000円(使用する広告費)×20%=10,000円となりますが、最低手数料が30,000円で設定されているため、実際に業者に支払う料金は30,000円となります。
※上記はあくまで広告業界の相場であり、業者により手数料は変動します。
歯科医院のweb広告による集患効果は?
結論ですが「質の高いホームページを持っている」のであれば、月間30,000円の広告費で5~10名近い新患を獲得することが可能です(保険診療の場合)。
まず大前提として、集患力の強いホームページを持っていなければ、効果はほとんどありません。たとえば、月30,000円の広告費で、200名の患者をホームページに呼び込んだとします。集患力の強いホームページであれば、このうち約5%(200名×5%=10名)が来院してくれます。月30,000円の広告費で10名獲得できるため、1人当たりの獲得コストは3,000円です。しかし、集患力の弱いホームページですと約1%(200名×1%=2名)しか来院してくれません。1人当たりの獲得コストは15,000円です。
広告の役割は、あくまで「患者をホームページに呼び込むこと」です。その後来院してくれるかどうかは、ホームページの質で決まります。そのため、闇雲に広告運用を開始する前に、まずはホームページを見直すことが最優先課題となります。
宣伝にはなりますが、当方歯科メディアのweb広告運用代行サービスは、ホームページの改善とセットで広告運用を行うため、新患獲得効果が非常に高いのが特徴です。ご興味ある方はお気軽にご相談ください。
歯科医院がweb広告を導入するメリット
さて、ここまで広告の基礎知識についてお伝えしてきました。ここからは、「web広告のメリットとデメリット」についてお伝えします。メリットとデメリットを理解した上で、広告運用を検討されることをお勧めします。
まず最初に広告の3つのメリットを解説します。
メリット①即効性が高い
広告は、その他のWeb施策と比較して、成果が出るまでのスピードが早いのが特徴です。
SEO対策との比較
広告を使わずに検索結果に上位表示させる施策の事を、SEO対策と呼びます。SEO対策に力を入れる歯科医院も多いのですが、SEOは成果が出るまでに時間が掛かります。
●Webサイトの構造を最適化する
●ブログをアップするなどコンテンツを充実させる
●定期的にメンテンナンスを行う
など、じっくり時間を掛けて対策していかないと、成果に結びつきません。その上、成果が出るまでに少なくとも半年から1年ほど時間が掛かるが難点です。
広告は成果が出るまでのスピードが早い
広告は、広告を始めたその日から検索結果の上部で自院を宣伝し、新規患者を獲得することも可能です。他のWeb施策と比較しても、成果が出るまでの即効性の高さはピカイチです。
メリット②新規患者の獲得に有効
広告のメリット、2つ目は「新規患者の獲得に有効」ということです。なぜ、新規患者の獲得に有効といえるのか?その理由は3つあります。
理由1.歯医者を探している人にピンポイントで広告配信できるから
「歯医者に行きたい人」または「歯医者を探している人」が検索するキーワードに合わせて広告配信することができます。例えば、「横浜 矯正歯科」といった「地名+診療科目」で検索してくる患者さんに絞って広告を配信することもできますし、「 小児歯科 土日」といった「診療科目+条件・要望」で検索する患者さんに広告を配信することも可能です。
「すぐにでも歯医者に行きたい」と考えている患者さんにピンポイントで広告配信すれば、高い確率で来院して頂けますよね。
理由2.近くに住んでいる人に絞って広告配信できるから
広告は、配信地域まで指定することができます。横浜の歯科医院を例にとりましょう。この場合、広告の配信設定で、横浜市にピンポイントで広告を出すことができます。また、歯科医院から半径500メートル以内の患者に広告を配信する、などの設定も可能です。
配信地域を細かく指定して、院の近くに住む患者さんにアプローチできるため、来院確率を高めることができるのです。
理由3.来院見込みの高い属性に絞って広告配信できるから
web広告は、来院見込みの高い属性に絞って広告配信できます。たとえば、小児歯科であれば「25歳から34歳で子供がいる女性」、審美歯科であれば「美容に興味があり、かつ年収が上位20%の人」といった具合に、属性を絞り込んで広告配信できます。
来院見込みの高いユーザーにアプローチできるので、新規患者の獲得に有効なのです。
メリット③低予算から始められる
広告のメリット3つ目は、「低予算から始められる」という点です。広告=お金がかかる、というイメージを持たれる方も多いですが、実は少額で予算を設定できるんですね。例えば1日1000円で広告を設定し広告を回していくことも可能です。また、「ちょっと広告を止めたいな」と思った時に、ワンクリックで広告停止できます。
広告をやるのが初めてという歯科医院様は、まずは試験的に始めてみて、マッチしなかったらすぐに広告停止すればリスクも低いです。そういった意味でも、広告を始めるハードルが高くないのです。それがweb広告3つ目のメリットです。
歯科医院がweb広告を導入するデメリット
ここまでweb広告のメリットについてお伝えしてきました。ここからはweb広告の3つのデメリットをお伝えしていきます。メリットだけではなくデメリットも頭に入れた上で、web広告導入の検討材料にしていただければと思います。
デメリット①ホームページの改善も必要になる
広告は「歯科医院のウェブサイト、ホームページにユーザーを集める」のが役割です。しかし、たとえ患者さんをホームページに集めたとしても、
●デザインや見栄えがあまりにも悪い
●情報が不足している、または見つからない
●サイトの表示速度が遅い
上記のようであれば、当然ながら患者さんは来院してくれません。当たり前に聞こえるかもしれませんが、広告で成果を最大化するなら、最低限ホームページの改善を行う必要があることを留意しておきましょう。
デメリット②アップデートが頻繁に行われる
web広告は、機能が追加されたり仕様が変わったり、アップデートが頻繁に行われます。広告の運用者は、そうした最新情報をキャッチアップして行かねばなりません。そして、頻繁に行われるアップデートに対応して行かねばなりません。また、広告設定をしたあとは、蓄積されたデータを分析し、日々運用改善を行っていく必要があります。
そういった意味でも、広告運用のための時間とスキル必要がなります。業者に任せる際は、スキルと経験の高い業者を選定していかねばなりません。これがweb広告の2つ目のデメリットです。
デメリット③広告審査に落ちる可能性がある
Google広告・ヤフーに広告を出稿するには、広告審査を通過する必要があります。この審査に通過しなければ、広告を出すことはできません。
広告審査では、医院のホームページや広告文が医療広告のルールを守っているか?を見られます。たとえば、「無痛治療」「地域No.1の治療技術」などとホームページに記載していると、ほぼ確実に審査に落ちてしまいます。審査に落ちた場合は、ホームページの記載や広告文を見直し、再審査を依頼する必要があります。
まとめ
歯科医院がweb広告を導入する、メリット・デメリットについてお伝えしました。最後に、まとめをご覧ください。
3つのメリット
- 即効性が高く、広告の開始日から成果を出すことも可能
- 新規患者の獲得、来院数の増加に有効
- 低予算から始められ、辞めたくなったらすぐに広告を停止できる
3つのデメリット
- ホームページの改善も並行する必要がある
- 頻繁に行われるアップデートに対応する必要がある
- 広告審査に通らないことがある
広告の無料相談を実施中
- 広告を使ってネットで新患を増やしたい
- 地域での認知拡大を図りたい
- プロに任せて成果にこだわりたい
という方のために、歯科メディアは広告運用の代行をおこなっています。広告の導入をご検討中で新患を増やしたいという方はお気軽にご相談ください。
コメント